共働きなのに、なぜかお金が残らない。
そんな感覚、ありませんか。
2人で働いているんだから、それなりに貯まっていくはずだ——と思っていたのに、毎月なんとなく消えていく。家計簿をつけてもため息がでる。老後のことを考えると、なんとなく怖くなる。
私も、ずっとそうでした。
営業職として22年ほど働き、妻も仕事を持ち、それなりの収入はあるはずなのに、月末になると「また今月もあんまり残らなかったな」という感覚が続いていました。共働きなのに、なぜ?という疑問だけが積み重なる毎日です。
それが変わったのは、リベ大(両学長のYouTubeチャンネル「リベラルアーツ大学」)に出会ってから。少しずつ家計を見直した結果、年間で約100万円分の改善ができました。そのことを共働きの知人夫婦に話したら、「それ、特技だよ」と驚かれて——そのとき初めて「あ、これって普通じゃなかったんだ」と気づきました。
この記事では、私が家計を改善できた「考え方の変化」を正直に書きます。節約のテクニックではなく、考え方の話です。テクニックは調べれば出てきますが、考え方が変わらないと何も続かないので。
共働き40代の家計、なぜお金が残らないのか
まず正直に言うと、私が最初に抱えていた問題は「支出の構造を把握できていなかった」ことでした。
共働きだと、夫婦それぞれが別々に出費しているケースが多い。片方が何にいくら使っているか、相手はよく知らない。「なんとなく大丈夫だろう」という感覚で過ごしていると、気づいたときには思ったより残っていない——これが起きやすい。
私の20代のころは本当にひどかったです。ギャンブルで数百万、夜の遊びにも100〜200万は消えたと思います。今振り返ると信じられないですが、当時は「まあいっか」で済ませていた。
さすがに30代でそれは卒業したのですが、「なんとなく使う」習慣は残っていました。サブスクの整理もしていなかったし、保険も「よくわからないまま入っていたもの」がいくつかある状態。
「お金が残らないのは、収入が少ないからじゃなくて、支出の構造を把握していないからだ」——これが、リベ大を見て最初に気づいたことです。
40代の共働き家計が変わった、3つの考え方
ここから、実際に私の考え方が変わったことを書きます。
①「節約」より「固定費の最適化」から始める
最初に手をつけたのは、毎月自動で出ていくお金の見直しです。保険、サブスク、スマホ代、電気代。これらは一度見直せば、何もしなくても毎月効果が続く。
「節約」というとついつい日々の食費や外食を我慢しようとしてしまいますが、固定費を削ると精神的なストレスがずっと少ない。毎回「今日もがまんした」という消耗がない分、長続きします。
特に保険の見直しは効果が大きかったです。「よくわからないまま入っていた」生命保険や医療保険が複数あって、精査したら不要なものがかなりありました。共働きの場合、夫婦それぞれの収入があるので、片方に万一のことがあっても、ケースによっては保険でがちがちに固める必要はそれほど高くないことがある。
もちろん家庭の状況によって違うので、詳細は保険の窓口や専門家に確認するほうがいいです。ただ「よくわからないまま入り続ける」よりは「一度棚卸しする」ほうが確実に家計は改善します。
「毎月出ていく固定費は、放置が一番もったいない」
②「使わない」より「増やす仕組み」を作る
リベ大を見るまで、私は投資をほとんど理解していませんでした。一度、個別株を少し買ってみたことはあるんですが、結果は散々。妻がそのころから積み立てていたオルカン(全世界株式インデックス)の上昇率に、完敗したんです。
そこで考え方を改めて、今はS&P500とオルカンの積立投資信託に切り替えました。難しい分析も毎日の監視も不要で、毎月一定額を積み立てるだけ。会社員時代から続けていた資産は、今ではほぼ2倍になっています。
節約だけでは限界があります。節約は「出口を閉める」作業ですが、投資は「増やす入口を開ける」作業。両方やることで、家計全体が少しずつ改善されていくイメージです。
「節約で守りを固めながら、投資で未来に種をまく」
投資を始めたときの話は、こちらの記事でも書いています。
→ 40代から投資を始めた私の話|老後の不安が変わった理由
③夫婦でお金の話を「する」と決めた
これが一番大事だったかもしれません。
共働き夫婦がなかなかお金を貯められない理由のひとつに、「夫婦でお金の話をしていない」という構造的な問題があります。それぞれ別財布で、何となく折半で、何となく過ぎていく。
私たちも最初はそうでした。お金の話は「ちょっとギスギスしそう」という空気があって、あまり踏み込まなかった。
でも、一度ちゃんと話し合ってみると、思った以上にスムーズでした。「うちの収入はこれくらいで、毎月これだけ積み立てて、これは使う枠にしよう」という大枠を決めただけで、細かいことをいちいち確認しなくてもよくなった。むしろ話し合う前の「お互いどこにいくら使っているかわからない」状態のほうが、なんとなく不安でギスギスしていた気がします。
「お金の話を避けていると、不安は解消されない」
共働きの節約で陥りやすい「3つの落とし穴」
実際に家計を見直していく中で、多くの人が同じところでつまずいていると感じます。
落とし穴①:食費や交際費だけ削ろうとする
日々の食費や飲み代を削るのは「変動費」の削減です。もちろん効果はありますが、毎回「がまんした」という消耗が伴う。一方、固定費(保険・サブスク・通信費)は一度見直せば何もしなくても毎月効果が続きます。まず手をつけるなら固定費から、が鉄則です。
落とし穴②:「2人で働いてるから大丈夫」という過信
収入が2本あると、なんとなく安心してしまいます。でも、支出の管理をしていないと収入が増えても支出もそれに比例して増えていくことが多い。「ライフスタイルインフレ」と呼ばれる現象です。共働きだからこそ、意識的に管理する必要があります。
落とし穴③:老後・教育費の計画を先送りする
「まだ先のこと」と思っているうちに、子どもの教育費と老後資金が同時に迫ってくる——これが40代のリアルです。早いうちから少額でも積み立てを始めておくほうが、あとで慌てずに済みます。
教育費と老後資金の両立については、こちらの記事も参考にしてみてください。
→ 40代、教育費と老後資金は両立できる?家計の整え方
独立してから気づいた、会社員時代の家計管理の意味
少し余談ですが、独立してからあらためて感じていることを書かせてください。
フリーランスになると、収入は安定しません。最初の半年は特に、何が起きているかもよくわからないまま過ぎていきました。今も稼げているとは言えない状況です。
でも、会社員時代に家計の仕組みを整えておいてよかったと、今は心から思っています。固定費を下げておいた、積立投資を続けていた、妻と家計の話ができていた——そういう土台があるから、「最悪どうにかなる」という感覚で走れている部分がある。
「会社員のうちに家計を整えておくことは、将来の選択肢を広げることでもある」
転職でも独立でも、手元に資産があると動きやすくなります。逆に、手元に何もない状態だと「怖くて動けない」が続く。家計管理は単なる節約じゃなくて、人生の選択肢を守ることだと、独立してから実感しています。
今日からできる、共働き家計の3つのアクション
難しいことは何もないです。まず一つだけやってみてください。
- 固定費を書き出す 保険・サブスク・スマホ・光熱費。まず「何にいくら払っているか」を把握するだけでいい。これだけで気づきが生まれます。
- 積立投資信託を1つ始める NISAの積立枠を使って、S&P500かオルカンを月5,000円〜1万円からでも。「少なすぎる」と思っても、始めることが大事です。
- 夫婦で「お金会議」を月1回設定する 30分でいい。毎月の収支と積立状況を共有するだけで、家計の感覚がそろっていきます。
まとめ
共働き40代の家計は、「稼いでいるのに残らない」という矛盾を抱えやすい。でも、それはお金が少ないからじゃなくて、支出の構造を把握していないか、夫婦で話し合えていないか、増やす仕組みがないか——そのどれかが抜けているだけです。
私自身、リベ大に出会って考え方が変わり、年100万円分の改善につながりました。一気に変えたわけじゃなく、少しずつ固定費を見直し、積立を始め、妻と話し合うようにしただけです。
難しいことは何もないので、「今日一つだけやること」を決めてみてください。小さな一歩が、数年後の家計を大きく変えます。


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