20代の頃の自分にお金の使い方を聞かれたら、正直、今でも顔から火が出ます。ギャンブルにつぎ込んだ額は数百万円、キャバクラにも100万円から200万円くらい使いました。当時は「稼いだ分は自分のために使って何が悪い」くらいに思っていたので、貯金という発想自体がほとんどなかったんです。
40代になった今、あのお金があったらと考えることは正直あります。マイホームの頭金にできたかもしれない、子どもの教育費にもっと余裕を持たせられたかもしれない。そう思うと、苦い気持ちが今でも胸のどこかに残っています。でも同時に、あの浪費があったからこそ「このままじゃまずい」と本気で思えた面もあって、後悔と納得が半分ずつ、というのが正直な気持ちです。同じように「若い頃の自分のお金の使い方、あれでよかったのか」とモヤモヤしている40代の方に、私の実際の変化を書いておきたいと思います。
浪費そのものより、「お金と向き合ってこなかったこと」が問題だった
振り返って一番の問題だったのは、使った金額そのものより、お金について考える習慣が一切なかったことだと思っています。給料が入ったら使う、なくなったらまた働く、その繰り返し。将来のことを考える余白が生活のどこにもありませんでした。
営業という仕事柄、数字を追うことには慣れていたはずなのに、なぜか自分のお財布の数字だけは見ないようにしていました。仕事の数字は毎日確認するのに、家計の数字は年に一度も見ない。今考えると不思議なくらいのアンバランスさです。
浪費が悪いというより、浪費していることに向き合わずに20代を終えてしまったこと。ここに気づけたのが、40代になってからの一番大きな変化でした。
なぜ当時、お金が貯まらなかったのか。振り返って思う3つの理由
理由①:見栄を張ることで自分を保っていた
営業の仕事は結果が出ないと本当にしんどくて、休みの日くらい景気よく使いたいという気持ちが強かったです。今思えば、お金の使い方で自分の価値を確かめようとしていた部分があります。周りに認められたい、負けたくないという気持ちが、財布のひもをゆるめる一番の理由になっていました。
理由②:お金の知識そのものがなかった
投資、保険、税金。学校でも会社でも誰も教えてくれないまま社会に出て、知らないから怖いし、怖いから考えないという悪循環にいました。「知らない」は、それだけでお金が貯まらない大きな原因になります。何となく怖いから見ない、見ないからますます知らないままになる。この悪循環に、当時の自分はどっぷりはまっていました。
理由③:将来を具体的に想像していなかった
結婚も子どもも独立も、当時の自分にはまだ現実感のない話でした。将来像が漠然としている間は、目の前の楽しさを優先してしまうのは、ある意味自然なことだったと思います。「いつか」は来ると思っていても、その「いつか」のために今日何をするかまでは考えていませんでした。
40代になってから変えたこと
変わったきっかけは、両学長のYouTubeとリベ大・リベシティでした。難しい専門用語ではなく、家計の見直し方から投資の基本まで、ふつうの言葉で教えてくれたのが自分に合っていました。ここで学び直したことで、家計は年間で100万円ほど改善しました。
正直、最初は半信半疑でした。動画を1本見たくらいで何が変わるんだと思っていましたが、固定費の見直しから始めて、少しずつ「お金の流れを自分で把握している」という感覚が持てるようになっていきました。この感覚があるのとないのとでは、お金への不安の大きさがまったく違います。
投資についても試行錯誤しました。個別株にも手を出しましたが、妻がコツコツ積み立てていたオール・カントリーの上昇率に負けてしまい、今はS&P500とオール・カントリーへの積立投資に一本化しています。派手さはありませんが、会社員時代から積み立ててきた資産は、今ではほぼ2倍になりました。
正直に言うと、コツコツ続けていた妻の姿勢に助けられた部分が大きいです。自分は目先の値動きに一喜一憂しがちなタイプだったので、「決めた額を、決めたタイミングで、淡々と積み立てる」というシンプルなやり方の強さを、身をもって教えてもらった形になりました。
「稼ぐ額を増やす」より先に、「使い方の仕組みを変える」ほうが効いた。これが40代になって一番実感していることです。
独立して会社員時代のような固定給がなくなった今だからこそ、この「仕組みを変えておいてよかった」という実感は強くなっています。収入が読みにくい時期でも、積立投資と家計の把握という土台があるだけで、不安の質が違います。20代の自分に教えてあげられるなら、稼ぐ額より先に、使い方と貯め方の仕組みを整えろと伝えたいです。
今日からできる、小さな一歩
過去の浪費を後悔している方に伝えたいのは、今日から全部を変える必要はないということです。私自身、いきなり完璧な家計管理ができたわけではありません。まずは小さく始めることをおすすめします。
- 今月使ったお金を、ざっくりでいいので3つの用途(生活費・楽しみ・その他)に分けてみる
- 信頼できる情報源を1つ決めて、少しずつ知識を増やす(私の場合はリベ大でした)
- いきなり大きな投資はせず、少額の積立から試してみる
- 「見ない」をやめて、月に一度だけでも通帳やアプリの残高を確認する習慣を作る
完璧じゃなくていいので、「向き合う習慣」を今日から1つだけ作ってみてください。私も最初の一歩は、家計簿アプリをスマホに入れただけの、本当に小さなものでした。
まとめ|後悔は、変わるきっかけにできる
20代の浪費は消せません。それでも、そこから何を学んで、今どう変えているかは、40代の自分次第だと思っています。私自身、独立して1年、収入はまだ安定していませんが、お金との向き合い方は会社員時代よりずっと健全になったと感じています。過去を悔やむ時間より、今日からできる小さな一歩に使う時間のほうが、確実に未来を変えてくれます。
もし今、若い頃の浪費を思い出して落ち込む夜があったとしても、それは「もう向き合い始めている」証拠でもあります。向き合うことすらしなかった当時の自分と比べたら、それだけで一歩前進しているはずです。焦らず、比べず、自分のペースで整えていけば大丈夫です。
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