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「フリーランスはクレジットカードが作れない」は本当か
独立して数ヶ月、必要があってクレジットカードを申し込んだら――あっさり審査に落ちました。会社員時代なら一度も落ちたことがなかったのに、です。40代で独立した私が、地味に、でも確実に効いてきたと感じたのが、この「信用」の問題でした。
正確に言えば、フリーランスがカードを作れないわけではありません。ただ、会社員より審査のハードルが上がるのは事実です。安定した給与という後ろ盾がなくなり、収入が読みにくいと見なされるからです。
あなたの信用は、あなた自身ではなく「会社員という肩書き」に貸し出されていた部分が大きいのです。
だからこそ、伝えたいことはシンプルです。クレジットカードと住宅ローンは、辞める前に済ませておいてください。
なぜ独立後は信用が下がるのか|本質は「安定性の評価」
カード会社も金融機関も、見ているのは「この人は継続的に返せるか」です。会社員は毎月決まった給与があり、勤続年数もある。この“安定性”が高く評価されます。一方、独立直後のフリーランスは、たとえ実力があっても実績(確定申告の数字)が積み上がるまでは、客観的な安定性を示せません。
とくに独立1〜2年目は、収入を証明する確定申告書がまだ揃わず、審査で最も不利になりやすい時期です。
信用は、失ってから作り直すより、持っているうちに手を打つほうが何倍もラクです。
退職前にやっておくべき3つのこと
1. クレジットカードは「会社員のうちに」複数枚作っておく
事業用と生活用を分けるためにも、カードは会社員という信用が使えるうちに確保しておきましょう。年会費無料のものを含め、2枚ほど持っておくと、独立後の資金繰りにも役立ちます。辞めてから「作れない」と気づいても遅いのです。
2. 住宅ローンは在職中に審査を通しておく
住宅購入を少しでも考えているなら、住宅ローンこそ在職中が勝負です。独立後は数年分の確定申告を求められ、条件が一気に厳しくなります。タイミングを逃すと、同じ物件でも借りられる額が大きく変わります。
3. 独立後の「資金繰りの逃げ道」を先に用意する
カードやローンで信用を確保したら、次は独立後のキャッシュフローです。フリーランスは報酬の入金が1〜2ヶ月先になることも多く、その谷を越える手段を持っておくと安心です。たとえば請求書を早期に現金化できるラボル(labol)
や、専用口座と補償がセットになったFREENANCE(フリーナンス)
を知っておくと、カードの与信に頼りすぎずに済みます。
「備え」は、余裕のあるうちにしか用意できません。
今日からできること
まだ会社員なら、今週中にカードを1枚、申し込んでおきましょう。住宅を検討中なら、住宅ローンの事前審査だけでも動いておく。この“辞める前の一手間”が、独立後のあなたを何度も助けてくれます。
そして、信用の次に効いてくるのが「退職後のお金の不意打ち」です。とくに住民税は要注意で、退職後の住民税が高い理由にまとめました。収入の立て直し方はフリーランスで案件がない時の立て直し方もあわせてどうぞ。
まとめ|信用は「辞める前」にしか整えられない
フリーランスがカードを作れないわけではありません。ただ、会社員という信用が使えるのは、辞めるその日までです。クレジットカードと住宅ローンだけは、在職中に済ませておく。この順番を守るだけで、独立後の選択肢は大きく広がります。
未来の自分への最高の準備は、今の肩書きが持つ信用を、使い切っておくことです。
あなたの40代からの独立が、余計なところでつまずかないように。辞表を出す前に、財布の中身をもう一度確認してみてください。

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