教育費と老後資金どっちを優先?40代の本音

夕暮れの中で寄り添う家族のシルエット 家族とお金
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「教育費」と「老後資金」、通帳を見るたびにため息が出る

子どもの塾代や部活の道具代を払った直後に、ふと自分たちの老後の通帳残高が頭をよぎる。そんな夜を過ごしたことはないでしょうか。

「教育費と老後資金、どっちを優先すべきなんだろう」――40代になって初めて、この問いが他人事ではなくなります。20代の頃は「そのうち何とかなる」で済んでいたお金の話が、子どもの進学時期と自分の老後がほぼ同時に見えてくるこの年代になると、笑って済ませられなくなるのです。

私自身、フリーランスの採用コンサルタントとして独立する前、会社員として働きながら「このままで大丈夫なのか」という漠然とした不安をずっと抱えていました。今日はその不安の正体と、私が実際にリベ大(両学長のYouTube)で学びながら向き合ってきた考え方をお伝えします。

教育費と老後資金は「どちらか」ではなく「同時に来る」のが本質

調べてみると、40代というのは教育費のピーク(高校〜大学)と、老後資金の準備を本格化させたい時期がちょうど重なる、家計にとって一番負荷の高いタイミングなのだそうです。どちらかを選んで済む話ではなく、両方を同時に進めざるを得ない。これが40代のお金の悩みが他の世代より生々しい理由だと感じています。

「二者択一で悩んでいる時点で、実は正しい問いを立てられていない」というのが、私が学んで一番腑に落ちた視点でした。

不安が消えない3つの原因

原因①:教育費には代替手段があるが、老後資金にはない

専門家の見解を調べると、教育費は奨学金や教育ローン、自治体の支援制度など補う手段が複数あるのに対し、老後の生活費を補う手段は年金以外に限られている、という考え方が繰り返し出てきます。だからこそ「老後資金を土台にしつつ、教育費は制度も使いながら両立させる」という優先順位が推奨されているようです。この視点を知っているかどうかで、焦り方がまったく変わってくると思います。

原因②:「なんとなく貯金」では両方に対応できない

私は長いあいだ、お金のことをほとんど知らないまま生きてきました。20代の頃はギャンブルで数百万円を溶かし、キャバクラにも100〜200万円ほど使った時期があります。当時は「取り返しのつかない散財」という感覚もありましたが、今となっては「通り抜けた経験」として振り返ることができます。あの失敗があったから、今のお金との向き合い方があるとも思っています。

「お金のことが苦手」なのは、実は「知識がないだけ」だった――これに気づけたのが最初の一歩でした。

原因③:「投資は怖い」という思い込みが機会損失を生んでいる

「投資は余裕のある人がするもの」「失敗したら全部なくなる」という思い込みは、40代男性にわりと多いイメージです。私もそうでした。でも、インデックス投資(世界中の株に分散して積み立てる方法)は、個別株のような「一社に集中して大損」とは仕組みが全然違います。長期・分散・積立という基本を守れば、リスクを抑えながら資産を育てられる。これもリベ大で学んだことです。

私が実際にやって変わった3つのこと

変化①:家計が年間100万円改善した

保険の見直し、通信費の見直し、サブスクの整理、食費の把握……ひとつひとつは「たかが数千円」に見えても、年間でまとめると大きな金額になります。一緒に家計を整えていた妻も変化に気づき、共働きの知人夫婦に話したら「それ、特技だよ」と言われました。最初は「節約=我慢」というイメージがあったのですが、実際には「無駄を省いて使いたいものに使える」という感覚に変わりました。

節約は「我慢」ではなく、「自分の意思でお金を動かす」ことだと気づいた瞬間でした。

変化②:個別株を試したが、妻のオルカン積立に上昇率で負けた

正直に書きます。しばらくの間、個別株(特定の企業の株)にも挑戦していた時期がありました。でも、妻が積み立てていたオルカン(全世界株式インデックスファンド)に上昇率で負けました。「プロでもない自分が個別株で市場に勝つのは難しい」というリベ大の考え方が、身をもって実感できた瞬間です。今は私もS&P500とオルカンの積立投資に切り替えています。

変化③:会社員時代の積立が、今ほぼ2倍になっている

会社員時代から少しずつ続けてきた積立が、今ほぼ2倍になっています。これは別に私が特別なことをしたわけではありません。「長期で続けた」というだけです。時間を味方につけられるのは、複利の力です。始めるのが早ければ早いほど有利ですが、40代からでも遅くはない。大切なのは「今日から動くかどうか」です。

教育費の不安には「知る」ことで向き合う

子どもの教育費については、私自身が細かく調べ尽くしたわけではありませんが、給付型・貸与型の奨学金や、自治体独自の教育支援制度など、公的に使える選択肢は思っている以上に多いようです。「全部自分の貯金でまかなわなければ」と抱え込むより、まず使える制度を知っておくだけで、気持ちの余裕はかなり変わってくると感じています。

正直、私自身も独立して1年、まだ十分に稼げているとは言えません。受注はまだ1件だけで、朝起きるのがしんどい日も今でもあります。それでも「他人軸」で会社の評価に振り回されていた頃より、自分で家計と向き合えている今のほうが、気持ちは軽いというのが本音です。

「完璧に備える」のではなく「知っている選択肢を増やす」――それだけで不安の輪郭は変わります。

今日からできる3つのアクション

「何から始めればいいかわからない」という方のために、私が実際にやった順番をまとめます。

ステップ1:収支を「見える化」する(まず1ヶ月だけ)

家計簿アプリでも、紙のノートでも、エクセルでもかまいません。まず「毎月いくら入って、いくら出ているか」を把握することから始まります。これだけで、「なんとなく消えていたお金」の正体が見えてきます。

ステップ2:固定費を1つだけ見直す

収支を把握したら、次は固定費。保険・スマホ代・サブスクリプションの中から、まず1つだけ見直す。一度にすべてやろうとすると疲れるので、1つでいい。固定費の削減は一度やれば毎月効いてくるので、コスパが高い行動です。

ステップ3:少額からインデックス投資を始める

固定費を見直して少し余裕が出てきたら、積立投資を始める。最初は月5,000円でも1万円でもいい。インデックス投資は「特定の銘柄を読む」必要がなく、毎月一定額を積み立てるだけなので、投資の知識がなくても始めやすいです。

お金の勉強の始め方については、こちらの記事でも詳しく書いています。
40代からお金の勉強は何から始める?リベ大で変わった私の話

積立で貯金がない不安と向き合う具体的な整え方は、こちらにまとめました。
40代で貯金がない不安|今からでも遅くない整え方

まとめ:優先順位に迷ったら、まず「知る」ことから

教育費と老後資金、どちらを優先すべきかという問いに、完璧な正解はありません。ただ、老後の生活費には代替手段が少ないという事実を知っておくこと、そして「なんとなく」ではなく数字で家計を把握することが、不安を小さくする一番の近道だと感じています。

「遅かった」ではなく、「今日が一番早い日」です。ひとつだけでいいので、今日から動いてみてください。

もし会社員としての収入と並行して、フリーランスとしての収入も視野に入れているなら、収入基盤の作り方も気になると思います。そのあたりはこちらの記事も参考にしてみてください。
40代でフリーランスになる前に整えたい「お金の備え」4つ

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